白の森
しばらくして中が落ち着いた頃に女が出てきた。

「大丈夫か?」

「マーニャは初産なの。素から神経質な子だから特に大変なの」

だから、血の臭いを持ち込みたくないと言っていたのだ。

「でも無事に生まれたから…。みんな私以外の人をみたことないから、驚いたの」

「悪かったな」

「何かあった?」

女が尋ねて来た。

「いや、スタンさんの具合が落ち着いてきたから…」
「そう。よかったわね」
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