魔法
「怜央さんに見てもらいたくてメイクしてきたのに…
なれない事したから 雨に洗われちゃったんです。」

恥ずかしくてうつむいた。

「目 つぶって…。俺がしてあげるよ…。」

低くて甘い声……。怜央さんの指が私の頬に触れる。

いつも仕事しながら怜央さんの指に見とれてた。
あの指に触れられたい…。
髪に唇に…首筋に…もっともっと…私の全部をあの指で
弄ばれたい……でも今 私はその指を一人占めしてる。

夢ならさめないで……。
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