世界一好きな君へ

学園一ドジな女

「茜ーボールよろしくー」

「はぁい」

ポーンと緩やかな円を描くボール

キュッと足をしっかり地面につけ


腕を軽く…


「うごッ!?」

腕に当たるはずだったカラフルなボールは何故か額に激突。


あまりの痛さに思わずうずくまってしまった。

「茜ッ、大丈夫!!?」

「今日はナイスドジっぷりだねー」

「一瞬ワザと!!?って思っちゃうよー」


みんなは爆笑。

もう大会って感じじゃなかった


今日は、球技大会


私はバレー競技のチームに入っていた


だけど、


私にはこれっぽっちも運動神経がない!!!


それすら超えてもはや不幸体質?

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