パーフェクトライン 【密フェチSS】
優子のその密やかな執着を知った良雄は、変わったヤツだと言いながら、愛し恋しの可愛い女房と、人目は憚らず優子を甘やかしてくれる。
骨格をなぞるように指を這わせながら、理想のラインを持つ甘い密のような夫を得た幸せに優子は浸る。

そのラインを作るには、長い首と、皮下脂肪のない顎が必須となる。指を顎下に伸ばして確かめるように肉を抓む。

「ねえ。お肉ついてない? 太ったら離婚よ」
「運動不足なんだよ」

意味ありげに目を細めて笑った良雄は、さらに優子に口元に横顔を近づけた。
理想のラインに、体の奥から痺れにも似た疼きが沸き起こる。堪らず、そのラインに唇を寄せ舌を這わせた。
組み敷かれたベットの上で見上げるそのラインは、優子を骨まで蕩けさせる媚薬だ。

「優子は激しいから、いい運動になるんだけどな」

良雄のその囁きに噛み付くように舌を這わせて、甘い夜を優子はねだった。
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