黒の寵愛
「沙夜テレポートするからちゃんと掴まっとけ」

『…うん』

廊下に出てすぐに冬夜さんは言ったけど何処に行くんだろ

テレポートして着いた所は、何処かの草原だった

もう夕方頃だから草が赤く見える

下を向いていたから目の前に視線を向けたら人がいっぱいいた
『…誰?』

「仕事の内容は、コイツらの抹殺だ」

抹殺…そっか

冬夜さんの目はとても冷たい目をしていた
でも私を抱っこしてる手は、とても優しかった

「なんだお前ら!
こんな所にテレポートで来やがって」

「俺達の事を見られたんじゃ
仕方ねー殺す!」


「沙夜は、此処にいろ」

『…はい』

「いい子だ」

冬夜さんは大きな声で何か喋ってる人達の所にゆっくり歩いて向かった
私は、それを見ていた
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