先生、スキだよ・・・(短編)
『先生へ
 私は先生に逢うまで、愛なんていうものが分かりませんでした。実は、聖ツバキ学園には、 強制的に親に入れられたんです。私の世界に色なんてなかった。無彩色の、悲しい世界だっ
 た。その世界に、先生は色を塗ってくれた。嬉しかった。先生は、私が人生で初めて愛した 人です。先生の事、一生忘れないから・・・。生まれ変わったらまた逢えるよね?待ってる
 よ。先生、出逢ってくれてありがとう。百合花』



私は先生に向けて手紙を書き、棺に入れた。
紙は、先生からの手紙と同様、涙で濡れてクシャクシャになっていた。


先生、私、頑張って進むよ
もうイヤだって思う事もあるかもしれない
それでも、先生からもらったものを思い出して、生きていく
先生が傍にいる事を信じて歩いていく


未来へ
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