Forever love〜あおぞら〜
舜と有里は手を繋いで、ラブラブ感放出で俺らの前をあるいてる。
もうすぐ花火も始まるらしく、人が多くなってきた気がする。
「舜。俺ら、人がいない方から行くから。」
里奈が苦しまないようにしたい。
「あ。おう!じゃあ、後でな♪」
舜はにやけていた。有里と二人になれて嬉しそうに。
こいつ、単純だな。
「友哉君、里奈をよろしくね♪」
「ああ。」
本当に、有里はすごいな。
「里奈?大丈夫?」
里奈は頷くだけだった。
「行くか。」
「うん。ありがと。」
出店の裏から俺たちは行くことにした。
俺の後ろに里奈はいる。
里奈は何も話さない。
祭りに無理やりつれてきてしまったか?
「なんか飲む?食べる?」
無言が嫌だった。たいして喉も腹も空いてないのにこんな質問…
「あ。うん…」
「じゃ、買ってくるから隅で待ってて。」
「うん…」
何買おう…?
今更自分が発した言葉に後悔だ…
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