ひっきーの救世主✝
――――・・・
――・・・
―・・・
「今日は・・・ありがとね。」
彼女を抱いてもちっとも楽しくも嬉しくもなかった。
ホテルの前で、彼女が止まる。
「ね、キスして?」
「は?ここで?」
意味わかんない。常識をしらないのか?
「いーじゃん!早く!」
そういうと彼女は僕の首を引っ張って、
キスさせた。
「ハハッ、じゃあここで!バイバイ!」
「うん、じゃーな。」
手を振って別れを告げる。

送ってくとか思わない。
まったくスキとか愛がない。
偽の笑顔で手を振る僕が
考えているうちに、

にっこり笑う彼女の背中は悪魔だった。
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