囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
「これ…」
「錨草のやつだ。気に入っていたろ?」
「あ…ありがとう申します、夕俟様」
俺の寵姫様は、その指に妖しく光る錨草を、誰よりも愛らしく見つめていた。
「追い付いたぁ。夕ったら歩くの速ぇんだもん」
「隼人殿?お疲れのようですが」
「ふぅん、姐御堕とされちゃいました?夕はこれでも良い奴なんでよろしくお願いしますね、姐御」
刹那の指に光る指輪を見た隼人がわけもなくテンションを上げる。
ボスである俺が結婚しなかったのは刹那を見初めていたからだと知る唯一の部下は、俺が選んだ寵姫をまじまじと見つめた。
「錨草のやつだ。気に入っていたろ?」
「あ…ありがとう申します、夕俟様」
俺の寵姫様は、その指に妖しく光る錨草を、誰よりも愛らしく見つめていた。
「追い付いたぁ。夕ったら歩くの速ぇんだもん」
「隼人殿?お疲れのようですが」
「ふぅん、姐御堕とされちゃいました?夕はこれでも良い奴なんでよろしくお願いしますね、姐御」
刹那の指に光る指輪を見た隼人がわけもなくテンションを上げる。
ボスである俺が結婚しなかったのは刹那を見初めていたからだと知る唯一の部下は、俺が選んだ寵姫をまじまじと見つめた。