囚われ姫~今宵降りゆく星屑は~
「どういうことだ、刹那?」
「夏凪、この五月蝿いの、誰?」「この前話した“豊浦組のボス”よ」
「彼女の仕事も知らない男が豊浦のボス?堕ちたものね」




神崎さんが面食らうのも致し方ないことだった。




「彼女じゃ無いわ。彼の“姫”よ?」




あたしのその一言がその場を凍り付かせた。
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