イエナイオモイ


その時、インターホンが鳴った。


時刻は20時半。


「誰だろ、こんな時間に」


そこには息を切らした勇哉の姿。


「急にごめん。どうしても会いたくて」


ただならない様子の勇哉を迎えに玄関の扉を開くとその場でいきなり抱きすくめられる。


そして、キス。


あたしが望んでた、熱くて、息も出来ないくらいのキス。


勇哉の口で、舌で、あたしの小さめな唇が全部奪い尽くされる。





でも




何で?




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