赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
らしく無い自分に益々戸惑うが、小さく深呼吸をして落ち着かせる。

(落ち着け。とりあえず、ここに来たのは何か理由があったはずだ)

無意識に足が向いたと認めたく無いジュークは無理矢理理由を探した。


微妙に混乱は残っているらしく、深呼吸の意味はあまり無かった様である。


(俺はあの娘にここにいて欲しくは無い。だから夕方にもこの部屋に来て脅そうとしたんだ)

頭の中を整理しようと、とりあえず数時間前の事を思い出す。

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