赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
「もうお願いだからやめてー!」
キサラは目を回しながら、何度目とも知れぬ願いを叫ぶ。
それでも彼女は止めてくれないだろうとキサラは思った。
先程から何を言っても止めてはくれなかったのだから。
だが、思いがけずセラは止まった。
「そうですね。日も落ちてきましたし」
そう言って窓に近付いたセラは、何かに気付いた。
キサラは目を回しながら、何度目とも知れぬ願いを叫ぶ。
それでも彼女は止めてくれないだろうとキサラは思った。
先程から何を言っても止めてはくれなかったのだから。
だが、思いがけずセラは止まった。
「そうですね。日も落ちてきましたし」
そう言って窓に近付いたセラは、何かに気付いた。