赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
だから次のセラの言葉に即答してしまった。


「キサラ様はどう思われます?」

「こんなの、良く無いです!」


ほとんど勢いだけでそう言ったキサラに、セラは「そうですよね」と答えキサラを部屋の出口に促す。


「え? な、何ですか?」

背中を押されながらキサラは戸惑いの声を上げる。


「良く無いとお思いでしたら止めて来て下さい」

「ええ!?」

驚き戸惑うが、セラは気にせずキサラの背中を押す。
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