赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
だが、ずっとそのままでいるわけにはいかない。

それに、確かにセラの言うとおりジュークを止めるべきだと思った。


(あたしのことはともかくとしても、伯爵が女にだらしないなんて良く無いもんね!)

コクコクと頷きながら意気込んだ。


キサラはどうやって止めるかなどはまず置いて、ジュークが出て行ってしまう前にと玄関に急いだ。


だが、その場にジュークはまだ現れておらず、ただジューク待ちの御者がいるだけだった。
< 176 / 438 >

この作品をシェア

pagetop