赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
その危機感に焦りを感じる。

そうして分かった。

先ほどから感じている焦りはこれなのだと。


そして認める。

自分は、キサラに側にいて欲しいと思っているのだと。


意地を張っている場合では無い。

そんな事をしている間に彼女は危険な目に遭っているのだ。


怒り、焦り、後悔。

色んな感情が混ざり合う。


何とも言い表せない気持ちでジュークは走り、キサラ達の前に現れた。
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