赫の守護〜無自覚溺愛吸血鬼〜
だが、キサラはジュークが思っている様な娘ではなかった。


「嘘よ……何で黒髪じゃないの!?」

「……は?」


思わぬ反応に無表情を崩し変な顔をするジューク。

そんな彼を気にかける事なくキサラは続けた。


「吸血鬼って言ったら黒ずくめに黒髪でしょう!? でもって目は黒か赤!」

失礼な事にジュークを指差し叫んでいた。
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