君の声がききたい
これから一緒に住むんだし…いつでも一緒なんだから・・別に無理やり奏んちじゃなくても良かったんじゃ…?





――『…いや、でも・・俺んちで……って決めてたから…』


奏はそう言って、タバコの火を消した…




奏…手話うまくなったな…

てゆうか、もう完璧だよ。


最初は全然できなかったのに…

今は会話が成り立っている…


全部・・・私のため…だよね・・・





ス…


っ!

そんなことを考えていたら…後ろから奏に抱きしめられた。

私はとっさに後ろを振り返る…




も、もう!?(///)

早速ですかっ!?


奏は無表情のまま、私を見つめた…




うぬぼれるわけじゃないけど…奏はカッコいい…

本当にそう思う。


顔だけじゃない。

性格だって…いいし…




「………ん」


優しいキス奏のキス。

すでにクラクラする…





最初から…


あの日…奏が私の携帯を拾ってくれたあの日から・・

奏が気になってた…
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