君の声がききたい
“あんなにカッコいい人…この大学にいるんだ”って思ってた…


でも、奏のことが気になる気持ちを抑えて…気づかないフリをした…


何故って…私は障害者だから。




奏のことを好きになって…フラれて…傷つくのが怖かった。


でも奏は…私を受け止めてくれた。

私を人間として見てくれた。

きれいなものを、たくさん見せてくれた。



奏が大好き…


だから私…

奏のものになりたい……





「……ふ‥ん」


優しいキスから、だんだん激しいキスに変わる。

キスをしながら私を持ち上げ、ベッドに下ろし、手慣れた手つきで電気を消す…



なんか慣れている……(?)

いやいや、気のせい気のせい。





っ!


そして奏は、またキスをしながら…私の服に手を入れた…



ひとつひとつが優しくて…いろんな意味で溶けそうだった……


そのまま…

私は奏とベッドの上で抱き合った……














―――‥
――‥
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