君の声がききたい
だけど、虹はそんなことどうでもいいみたいな顔をして、洋服を見たり、雑貨を見たりして楽しそうだった。
そんな虹は…すごくたくましくて……
すごくかわいいと思った。
だから…
「わ、私…」
!
恥ずかしそうにうつむきながら、話し始める虹。
「…ひまわりの会のイベントで・・初めて修也を見たとき…正直顔がタイプだなって思ったの…」
「え!」
いや、そんな……←
若干照れぎみの俺。
「話してみても楽しいし、優しいし……連絡先交換して毎日メールするようになってから、ますます惹かれていって…」
「なんだ…俺と一緒じゃん」
俺も日に日に虹に惹かれていったんだ…
「でも…私は……足が…」
「…!」
「足がこんななのに…修也のこと好きになっていく自分が恐くて…ずっと我慢して…」
「我慢なんかすんなよ」
「!」
目から涙を出す虹の手を、ぎゅっと握る。