HERO
「お金なんてもらってない...、私、あいつに言ったの、イキたいって。そのとき、嫌なんて思ってなかった」



そう言いながら、涙が零れてるのがわかった。


その姿を、じっと見ているわんこ。



何を思ってるんだろう。



私のこと、嫌いになった?


私のこと、汚れてると思った?



私のこと、ブルーと同じだと思った?



「私...結局、ブルーと同じなんだね」


「美亜さん...」



わんこは、私の手をそっと握った。


その手があったかくて、何だか落ち着く。



ねえどうしたら、心の穴が埋まるかな。
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