HERO
「本当は、25歳。32歳を目指してる、25歳」



そう言いながら、我慢してるみたいだけど、完全に笑っちゃってるよレッド。


それにしても、年相応の25歳だ。



どう頑張っても、32歳には見えない。



「次、千尋!」


「パス」


「パスなし!」


「じゃあいい、面倒くさい」



そういうと、ブルーはタバコの火を消して立ち上がる。



やっぱり、いい男だ。


スタイルもいい。


でも嫌、こいつは最低。



「どこ行くの、千尋。まだ終わってない」



その言葉がまるで聞こえなかったように、そいつは出ていってしまった。
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