欲情スイッチ
「ごめん、意地悪が過ぎた」


すっぽりと私を包む力強い腕は心地よく、私をちょっぴり素直にしてくれる

「私の方こそ…ごめん」

見上げるとタクの極上の笑顔と
甘いキスが降り注がれる


「あのね、私が本当に好きなのは、この角度から見上げるタクのシェービングしている姿なんだ

だからタクじゃなきゃダメなの」

その時の顔が妙に色っぽくて欲情する…


「知ってた…
だってお前、アノ時と同じ顔して
見てるから」


えぇっ!

途端に私の顔は湯気がでそうなくらい
熱くなる

「俺だって欲情するのは、ストッキングにじゃなくて、ストッキングを履いたお前にだよ、今みたいな…」

顔を見合わせて二人で照れ笑い
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