恋。ときどき雨



「・・・・・・夢か」







・・・って言っても、時計は10時を

少しだけ過ぎていた



よく寝てたことにきづいた私は

服を着替える



・・・すごく、幼い頃の夢を見てた

途中までしか思い出せないけど



ジーパンに白のパーカー

ちょっと間違えれば男に

間違えられそうな

私の一番好きな私服を着て

椅子に座る



今日は日曜日。

学校に行かなくていい日



ゆっくり休める・・・



「美弥ー!由姫が来てる!」



「・・・休めるわけないか・・・・・・」



小さくため息をして、

だらりと肩を落とす




すると、何も言ってないのに

由姫が勝手に入ってきた



そして、来てすぐに泣く

と言うか、もう泣いている由姫



「どうしたの?またけんか?」



コクン・・・と小さく頷く寺崎由姫




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