笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
家に着くと、もう
辺りは暗くなっていた

先生に送ってもらって
家に帰った

ママはわたしの
ネックレスに
気付いているよね?

でも、ママは何も
言わないんだ

わたしは、ベットに
寝転んで天井を
見つめながら
先生の事を考えていた

その時、メールの
着信音が鳴った

先生からのメール

【俺の事考えて
ニヤニヤしてる
んじゃないぞー】

まるで、わたしの行動を見ているかのように

思わず吹き出してしまう

【先生こそ、わたしの事思い出して、ニヤニヤ
してるんじゃないの?】

と返信した

【してちゃ悪いかぁ?】

またわたしの笑いを誘う

【悪くないよ。
わたしも同じだよ】

先生は今頃、どんな顔で携帯を握りしめて
いるんだろう

毎日こんな日々
なんだろうと思った

おやすみのメールが届く

また明日も
メール来るかな

それともわたしから
メールしようかな

先生の事を考えながら、眠りについた
< 143 / 383 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop