笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
3人でよく集まる
ファーストフード

『テスト勉強の
息抜きだな!』

凌が喜んでる

わたしたちは、一番奥の席に座った

『何か話が
あるんでしょ?』

みどりは勘がいい

『お前の寝不足の顔が
何か言いたがってるぞ』

凌もわかっていた

わたしは
深呼吸をしてから
話し始めた

凌もいるから、先生を
好きになった
事から話した

凌は相手が
先生だった事に
驚いていた

『誰かを好きなのは
わかってたけど
山本かよ…』

とつぶやいた

告白したとこまで
話して、わたしは
ジュースを飲んだ

『俺、全然
わかんなかった。
夏海がそんなに山本を
想ってたなんて』

凌もジュースを流し込む

『そのあと、何か
あったんでしょ?』

みどりが催促する

わたしは、修学旅行で
お土産を買った
事を話した

そしてまた
ジュースを一口

今日の出来事を
話すのが怖かった

でも、隠しては
いられない
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