笑顔の向こう側 ~先生とわたしの軌跡~
夏休み
無事にテストも終わり
長い長い夏休みが
始まった

わたしにとっては先生に会えない日々が
始まった事になる

寂しい日々が始まった

受験勉強なんて手に
つかないかもしれない

そんな気持ちのまま
夏休みが始まって
1週間

暑くてダラダラしていた

その時、携帯が鳴った

みどりからだった

みどりは先輩との
デートで忙しい夏休みを過ごしていた

『凌も誘って
一緒に遊ぼうよ!』

即OKした




わたしたちは、人気の
アイス屋に入った

すごく混んでいた
人混みの中から

『夏海先輩!!!』

と呼ぶ声が聞こえた

わたしが振り返ると
そこには後輩のかおり

凌が好きな女の子

凌の顔は硬直して
いるようにも見えた

可愛い凌

『混んでて
座るとこないから
一緒に座ってもいい?』

かおりも一緒に居た子も了解してくれた

凌が後で覚えてろよ!
と言わんばかりの
表情をしていたけど
無視しておいた

5人で囲むテーブル

凌はいつも通りを
装っているように見えた

アイスを食べ終わると
かおりが言った
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