あくしゅ。
「2回目の

 ファンクラブイベントがある!」


イベントの詳細と

チケットが入っていたのだ。


ジェイクにまた会える。


その事が凄く嬉しく、

部屋中駆け回った。


「あ、そうだ。

 葵さんに連絡してみよう」


前回のイベントで

葵の連絡先を受け取っていた里美は、

慌てて携帯を手に取り電話をしてみる。


「……もしもし、葵さん?

 私、里美です。覚えていますか?」


『はい、勿論!お久し振りです!』


2人は一気にあのイベントまで

時が遡ったかのように、

勢いよく話し始めた。


そして、今回のイベントも

一緒に行くことを約束し、

里美は電話を切った。


イベントは2週間後。


連日の心のモヤモヤも

どこかへ吹っ飛んでいた。


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