初恋-はつこい-
真由はふと

不安になって聞くと

圭輔は首を左右に振り、

「そんなことないよ。

 ……可愛い」

と頬を染めながら言った。


“かわいい”


圭輔に言われて

真由の鼓動は爆発しそうに

早まった。


……私、今すごく幸せだよ!

香坂君。


そう心の中で叫んだ。


ふと圭輔の歩みが止まった。


真由も圭輔にならって

立ち止まる。


「なぁ、ここ入んない?」


そこは真由の苦手としている、

きもだめしだった。



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