初恋-はつこい-
生徒手作りの

アトラクションとはいえ、

暗幕で覆われた

真っ暗な空間が

真由の足をすくませた。


でもせっかくの圭輔との時間を、

自分のせいで

壊したくない一心で、

真由はどうにか

不安な心を落ち着かせようとした。


「離れるなよ」


圭輔のさりげない一言が

とても嬉しく感じる。


「う、うん」


小さく頷きながら

返事をすると

圭輔はゆっくりと入った。


真由も圭輔に続いて中へと入る。



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