初恋-はつこい-
どうやら、杏奈たちは

これが目的だったようだ。


杏奈は真由の目の前に

連絡網を置く。


そして真由の肩に

手を掛けながら、

「私たちがちゃんと

 ついてるから大丈夫。

 電話、してみよ、ね」

と小さく言った。


真由は杏奈と花帆の顔を

交互に見る。


杏奈も花帆も

真由に優しい笑顔を向けながら

小さく頷く。


2,3度深呼吸をしてから、

真由は震える指で

圭輔の電話番号を

ゆっくりと押し始めた。



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