初恋-はつこい-
真由の家から

初詣先の神社までは、

普通に歩いて

10分程の距離だ。


しかし、

着物に草履姿の真由は

なかなか上手く歩けず、

いつも以上にゆっくりと

歩みを進めていた。



ゆっくりと

歩調を合わせる圭輔。


真由はどうにか

ちゃんと歩こうと必死だ。


圭輔はふと

真由の左手を握り締めた。


突然の事に

真由は戸惑い圭輔を見ると、

圭輔が、

「慣れないから大変だろ。

 手、握っててやるよ」

と少し早口に言った。



< 399 / 485 >

この作品をシェア

pagetop