初恋-はつこい-
ゆっくりと歩くこと15分。


真由たちは

ようやく神社へと到着した。


この神社は

真由たちの間で

“恋が叶う神社”

として有名だった。


その神社に、

片想いの相手である

圭輔と一緒に来れるなんて、

真由にとっては

夢のように感じていた。


握ったままの二人の手。


人込みから真由を守るかのように、

圭輔は優しくでも

しっかりと繋いでくれる。


手から圭輔の

精一杯の優しさが

伝わってくるようで、

真由は心の底から

温かい気持ちになっていた。


「なぁ、菅野」


圭輔の呼び掛けに

ふと我に返り、

真由は圭輔の方を見た。



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