Sweet Life

朝、目覚めると私一人って


えっ？ヤバい！


時計を見たら７時じゃないの。


慌てて起き上がると


ｶﾞﾁｬｯ！


「起きたか？」


樹はもうスーツを着てる。


「ご、ごめん。寝過ごしたね。樹、朝ごはん」


焦ってる私をベッドに戻し


「朝飯は食ったから。お前は今日は学校を休め」


「えっ？」


樹が私の頭を触って


「まだ引っ込んでないから。今日は大人しく寝とけ」


「で、でも」


「いいから。無理して具合が悪くなっても困るから」


「……」


「なっ」


「う、うん」


「じゃあ行って来るから。寝とけよ…あ、何か食えよ」


額にキスをして


「うん。いってらっしゃい」


「あぁ」


樹がドアを出ようと


「た、樹」


「ん？」


振り向いて


「どうした？」


「……」


「菜摘？」


「あ、は、早く帰って来て」


「ﾌｯ あぁ」





ニヤリと笑い部屋を出て行った。