Sweet Life
キンコーンカンコーン
授業終わりのチャイム
「よし、これで終わる。いいか、ここはテストに出る確率が高いから確り復習しとくように。以上」
「起立…礼」
テストに出るかぁ。
一応ヒントにはなってるけど…樹のことだから裏をかく場合もある。
て、ことは…やはり試験範囲を完璧にしとかないとヤバいってことで。
「菜摘、菜摘って」
「へっ?」
「帰るよ」
「あ、うん」
唯ちゃん紗英ちゃんと学校を出て
「試験まで後、一週間だね」
「うん、終わったら夏休み」
「だけどさ受験生にはお気楽な夏休みはないよね~」
「ね~8月には地獄の勉強合宿だし」
「はぁ~」
三人、思いきり溜め息。
「菜摘はでもイギリス行くんでしょう」
さすがにいつまでも親がいないのは隠しておけなくてイギリスに行ってること。
私は一応一人で留守番してるって。
「うん。お父さん達に会いに行くだけだから旅行ってわけには…ね」
「でもイギリスじゃない」
「まぁね。あ、お土産期待しててね」
「当然」
「ハハハ…」
こうして親友達と話している時間は何より楽しい。
本当は結婚のことも話したいんだけど…
それだけは…ね。
唯ちゃん紗英ちゃん、ごめんなさい。