Sweet Life



何故か二人でスーパーを回って


「うん決めた。アサリのお味噌汁にする」


「アサリか、美味いよな」


「うん」


二人レジで支払いを済ませ


「高原はチャリか」


「あ、うん」


「じゃあ先に行けよ」


「いいよ。途中まで一緒に帰ろ」


「いいのか?急ぐんじゃ」


「ううん、全然」


私は自転車を押しながら杉下君と歩き出した。


「最近高原、授業中寝てないよな」


「な、何それ?」


私ってそんなに寝てるイメージなんですか?


確かに理数系は苦手だけど、そんなに成績悪くないわよ。


私が膨れたのか


「あ~悪い悪い」


「まぁ、いいよ。確かに眠たいもん。でもさすがに三年のこの時期に寝てられないでしょ」


「ハハハ…そりゃそうだ。夏休みに入っても補講やら合宿あるしな」


「はぁ~そうなんだよね。温泉はいいけど勉強漬けって如何なもんかと思っちゃうわよね」


「飴と鞭ってことだろ」


「そうね」


三叉路に来て


「じゃあ杉下君、明日ね」


「あぁ、悪いな。チャリで帰ったら直ぐだったのに付き合わせて」


「ううん大丈夫よ。じゃあバイバイ」


「お~気をつけて帰れ」


「杉下君もね」


「ハハハ…俺は男だ」


「ハハハ…そうだね」


杉下君と別れて自転車跳ばして一路家へ


まさか、それをあのヤキモチ妬きの旦那様が見ているとも知らず。



< 228 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop