Sweet Life
「女子だけじゃなく男子もか?」
「う、うん」
私には嘘はつけない。
って樹に嘘をついてもバレバレだし。
「杉下もか?」
「は、はい」
「……」
「だ、だって杉下君だけ駄目なんて言え ないじゃない」
それに何ら疚しいこともないもん。
「…ッ!痛い」
いきなり胸の先を摘ままれた。
「な、何すんのよ」
樹の手首を掴んで引き離そうとするんだけど…
「た、たつき…痛いって」
「菜摘」
「な、何?」
声は優しいんだけど
「お仕置き」
な、何で『お仕置き』なんかされなく ちゃいけないのよ。
「諦めてくれ。お前の旦那はどうしよう もない嫉妬深いんだ」
「は、はぁ?…ゥン」
摘まんでいた指が今度は優しく弄んでい る。