Sweet Life



朝、目覚めると隣に樹が寝ていた。


……





ほんの数時間前のことがフラッシュバックして


あ~恥ずかしい。


ど、どんな顔して樹に会えばいいのよ。


静かにベッドから出て着替えを済ませ家を出る。


行き先は二階上の私の実家。


鍵を開けて自分の部屋に。


ベッドに腰を降ろし


はぁ~


ホントにめちゃめちゃ恥ずかしい。


何か私…変なこと言ってないよね。


してないよね。


殆ど覚えてない。


覚えていることって…痛かったことと、段々と痛みはなくなって…何か変な気持ちになったこと。


くすぐったいような、気持ちいいような…でもとても熱くて、体がまるで燃えてるようで


変な声もいっぱい出しちゃったし。


きっと煩い女だなとか思われたよね。


あ~どうしよう。


樹に呆れられてたりしたら。


もう触るのも嫌だとか思われたりしたら。


だ、だって私は高校生で樹は大人だもん。


私は未経験で樹はたぶん経験豊富だもん。


も、もしもよ。


今までの人と比べられてたりしたら。


あ~


嫉妬よりも落ち込む。



< 84 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop