てがみ~未来への約束~
「もし……。

 もしつぐみちゃんが嫌でなければ、

 僕と付き合ってくれないかな?」


突然のかーくんからの告白に、

私は驚きのあまり目を丸くする。


かーくんも―――

かーくんも私と同じ気持ちだったんだ。


そのことが素直に嬉しくて、

見開いていた目から、

大粒の涙の雫が零れ落ちた。


「つ、ぐみちゃん……?」








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