てがみ~未来への約束~
「かー、くん……」

恐る恐るそう呼びかけると、

満足そうな顔をしてこくんと頷いた。

かーくんが私に向かって手招きをする。

『こっちにおいで』

無言だけれど温かい仕草に、

それまであった心の重みが

じわじわと軽くなってくる。

手招きに応じるように、

ゆっくりかーくんの元へ近付く。

そして目の前に立った瞬間、

ふんわりとしたかーくんの腕の中に

身体がすっぽりと包まれた。

そのぬくもりに、

すっかりとろけちゃいそう……。








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