てがみ~未来への約束~
「おとなげないな、僕も……」

全身の力を私に預けるように

もたれかかったかーくん。

その声は少し弱々しくも思える。

「おとなげないって、どうして?」

なだめるように優しく声をかけると、

かーくんが私の肩に

顎をちょこんと乗せて話し始める。

「羽村のこと、かなりムカついた。

 つぐみちゃんにあんなに絡んで、

 仕舞いには……キスするなんて。

 つぐみちゃんは僕の彼女なのに……」

“僕の彼女”

かーくんの口から今、

はっきりとそう聞こえた。

――その言葉、本当だよね?

ずっとずーっと

不安で仕方なかった気持ちに、

私、自信を持ってもいいってコトだよね?









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