てがみ~未来への約束~
猪瀬一臣――


確かに、

この名前で同じ人って、

そうそう見つからないかもしれない。


でも、

課長はあの時のかーくんとは

あまりにもかけ離れていて、

どうしても同一人物には

見えなかった。


「……わかりません!」


もう、何も考えたくない私は、

羽村さんとの会話を切ろうと

大きな声でそう叫んだ。


私の姿を見て、

羽村さんはとても楽しそうに、

ニヤニヤとしている。


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