てがみ~未来への約束~
それまでリズムを刻んでいた

コピー機から

アラーム音が鳴り始めた。


どやら紙が切れたらしい。


その音を合図として、

羽村さんは

「じゃあまた、つぐみちゃん」

と言い残し、

自分のデスクへと引き返した。


ようやく

羽村さんから解放されて、

身体中にあった緊張が解れていく。


「箕輪さん」


ふと課長に呼ばれ、

視線を向けた。





< 83 / 274 >

この作品をシェア

pagetop