Sweet Life(番外編)
此処はムードを変えて
「いつか宇宙旅行に行ける時代が来るんだね」
「だな。何代か後の子孫がな」
「私も行きたいな。この目で地球やいろんな遊星を見たい」
「惑星をか?」
「惑星ってよりも遊星の方が素敵だよ」
惑星の『惑』は『迷惑』の『惑』だもん。
「遊び好きのお前には遊星の方がお似合いか」
馬鹿にしてません?
「確かにお前は遊星だな」
どういう意味?
「俺って太陽の周りを回って必死に気を惹こうとしてる。そして太陽によって、つまり俺によって輝いてる」
ニヤリ嫌味な笑顔付き。
どんだけ自惚れやさんかしら。
「もっとケーキ召し上がれ」
フォークで掬い
「はい」
貴方が私の方を向いた…
チュッ!
ケーキの代わりに私のキスを召し上がれ。
生クリームより何倍も甘いから。
*END*