龍王 【完】
「いや、気づいてねぇーそれにしても、情報がないって気になるな。」

「あぁ。待つしかねぇな。」

真帆が戻って来るまで、気になったまま過ごした。

それは匠もだった。

あの涙が、頭から離れない。

アイツの闇が…辛いものだなんてな…

真帆が、入学式から戻って来た。

「わかったか?」

「うん。名前は遠山萌佳。1-3だよ。」

すぐに調べたが、これまた情報がない。

どう言うことだ。

アイツと目が合ったが、目には色がなかった。

どんな闇を抱えてるんだよ…

気になって仕方ない。
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