龍王 【完】
「斗輝、出てこない。どうする?本人に聞くか?」

俺が『あぁ』と言うと、匠は『倉庫に連れて行くか?』と言う。

だが、どうやって連れ出すかだな?

「ねぇ、倉庫に連れて行くなら、私が教室に行こうか?」

「「はっー」」

「2人だと注目浴びるし、女ならついて来るかもだよ。」

確かにそうだが…

「斗輝が、気にかけた子だもんね。匠。」

来るかな、アイツ。

「車で待っててよ。必ず連れて行くからー」

真帆に頼んで待つことにした。
< 23 / 698 >

この作品をシェア

pagetop