龍王 【完】
「そろそろ帰るぞ。じゃぁな…お前らー」

2人で立ち上がると

次々に言われて、皆に『おやすみ』と言うと萌佳と部屋を出た。

車に乗り込み家に戻ると親父が帰って来ていて『明日、2人とも社長室に来てくれ』と言う。

「はっ…?何でだ。」

俺、学校だぞ…

なのに会社に?

謝罪だと?

ふーん、でも俺は許す気なんてねぇ…

親父ほんとに大丈夫なんだろか?

だが心配とは裏腹に思いがけない方向性になり、橘夫婦は落胆して帰って行った。

そして俺は、倉庫に向かったんだ。
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