龍王 【完】
私達は『おやすみなさい』と言うと先に部屋に戻った。

私も斗輝も望君の様子が気になった。

あれから、義父母さんに聞いたんだね。

どれだけショックだろうか?

明日は、いつものように振舞えたらいいなと思いながら
眠りについた。

翌朝、朝ご飯と義父母用のお弁当を作っているとお義父さん
が起きてきた。

「おはよう、萌佳ちゃん。」

「おはようございます。」

「わしのお弁当はよかったのに…」

「お義母さんの作っていたので…
お義父さんも持って行ってください。」
< 349 / 698 >

この作品をシェア

pagetop