龍王 【完】
「ありがとう。
先にご飯食べていいかな?
昨日、早く帰ったから会社行ってやり残しを
片付けたいから―…」

「はい。準備しますね。」

「すまないね。斗輝はいい嫁をもらったな…」

私にはお義父さんが呟いたことは知らなかった。

お義父さんが食べていると斗輝も起きてきた。

「おはよう。」

「親父もう食べてるのか?」

「あぁ、早く会社行って昨日やり残した仕事を
片付けたいからなー…」

「…望と話してみるから。」

「頼むな。学校には、しばらく休む事を連絡しておく。」
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