龍王 【完】
「うん。学校は?」

「卒業の頃に行くよ」

「受験は?」

「病室で受けたよ。
兄貴が通ってた学校に・・・・・・」

「そっかー・・・」

離れ離れか――・・・

「桜は?」

「一応、第一希望は受けたよ。
それで、もしね受かったら
もう一度付き合えないかな?」

「ゴメン。無理だわ・・・
嬉しいよ。だけど、俺・・・多分
車椅子に乗ったままの生活だと
思うから・・・・・・」
< 684 / 698 >

この作品をシェア

pagetop